昨日の夜はMotoGPの最終戦が行われました。
すでにMotoGP、Moto2、Moto3クラスともにシリーズチャンピオンは決定していましたが、今年最後のレースと言う事で熱が入っていました。
Moto3ではいつも通りの接戦が繰り広げられ、最後まで誰が表彰台に上るか分からない争いでした。
Moto2では前戦でチャンピオンを決め、来年からのMotoGP昇格(しかもレプソルホンダ入り)が決まっているマルク・マルケス選手がPP獲得も危険走行の裁定で最後尾スタート
しかしそこから怒涛の追い上げでラスト2ラップ前にトップに立ち、そのまま優勝してしまいました。
実力者ぞろいで、しかもマシンパフォーマンスに差の無いMoto2で最後尾からの全台抜きにはさすがに驚かされました。
これは来年MotoGPに昇格してからも要チェック人物になる事でしょう。
MotoGPでは不安定な天気&路面状況から、レインタイヤスタート、ドライタイヤスタート、ピットスタート(レインからドライへの変更)と3パターンに分かれる波乱のスタートでした。
スタート直後はレインタイヤ勢が逃げを打ちましたが、路面が乾きだした5週目位で後続のドライタイヤ勢に抜かれ出し、慌ててピットインしてドライタイヤのマシンに変更して再スタートをしていました。
さらに不安定な路面状況に足元をすくわれるライダーが続出し、8台ものマシンがクラッシュ、リタイアとなりました。
戦闘を独走していたチャンピオンのロレンソ選手はバイクが縦回転する『大クラッシュ!』
これには見ていて、ひやりとさせられましたが、すぐに立ち上がって自力で歩きだし、安堵に胸を撫でおろしたものです。
最終的には、ピットスタートを選択したホンダワークスのペドロサ選手が優勝
ドライタイヤでのスタートを選択したヤマハワークスからの代役参戦の中須賀選手が2位
レインタイヤでスタートし、途中でドライタイヤに変更したストーナー選手が3位という結果になりました。
・・・
?
中須賀選手が2位?
中須賀選手が2位!?
中須賀選手が2位!!
そうなのです、代役出場の中須賀選手が見事な快走と多少の運で持って見事表彰台を獲得したのです。
昨日はCATVで生中継を見ていて余りの事に『感動』しました。
なんならもうちょっとで泣いてしまいそうでした。
中須賀選手は今年の全日本ロードレース選手権でもチャンピオンを獲得!
決勝の2日前に第二子が誕生!
そしてスポット参戦したMotoGP最終戦で2位表彰台!
とまさに幸運の女神に祝福されているとしか思えない状況でした。
もちろん、本人の努力と才能があっての事でしょうが。
ただ、惜しむらくはすでに来年のシートが埋まっている事。
これだけの活躍をしたライダーなのですから、是非世界でフル参戦する姿を見てみたかったです。
ちなみに日本人の最高峰表彰台は6年前の中野選手(カワサキ)まで遡るそうです。
中須賀選手の今回の走りが『起爆剤』になってまた日本人の活躍する姿を見たい所です。
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