概要(ちょっとネタばれあり)なんかも乗って読んだ所、大変興味を惹かれたので5年ぶり位に『週刊少年マガジン』を購入しました。
それがコチラの特別読み切り『聲の形』です。
マガジンの表紙全体の写真ではなく、あえてココだけにしたのは、正直『他のマンガなんかどうでもいい』からこれを読んでほしいと思ったからです。
もう少し対象年齢の高いマンガ雑誌等では割と取り上げられているテーマですが、今時の少年誌では珍しいです。
少年誌向けに内容は非常にストレートに描かれており、読みやすいです。
読後の感想としては『感動した!』の一言に尽きます。
これだけシンプルに、ストレートにテーマを表現しているマンガはなかなか無いと思います。
ただ、ちょっと気になるのはこのマンガのうたい文句です。
『「すばらしい!」「でも載せていいのか!?」編集部に激論を巻き起こした、余りにみずみずしい青春!』
『衝撃の問題作、登場!!』
このマンガを載せるのに『激論』など必要無いし、全然『問題作』でも無いと思います。
多分、『いじめ問題』をテーマとし、それがストレートに描かれているこの作品が若年層(小学生から)が読む少年誌にふさわしいかどうかという事だと思います。
ただ、実際に「いじめ」や「教師」「生徒」「保護者」の有り方が問われている現在にこそ、このような作品が必要だと思います。
思えば昔は「いじめ」が描かれた少年向けマンガはたくさんあったと思うのですが、最近はそういったものを避けている気がします。
僕にはそういった『風潮』の方が『危険』だと感じてしまってしょうがないです。
少年マンガは『娯楽』ですが、『教科書』でも有るべきだと思います。
これからも読者の子供たちのために、「娯楽」作品だけでなく、こういった考えさせられるテーマを持った作品をドンドンだしてほしいものです。
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