2009年7月26日日曜日

鈴鹿8耐(決勝)

ついに鈴鹿8耐の決勝です。
例年通り予選、決勝は名古屋からの通いなので睡眠時間は短め(5時間程度)ですがテンションは高いです。
まずはN君を迎えに行き、そこから鈴鹿サーキットに向かいます。
ただ、鈴鹿サーキットに向かう道中が例年以上に空いています。
いつもは混雑する鈴鹿インターにも車1台いません。
年々観戦者が減っていましたが・・・今年はワークス不在&天気不良で拍車がかかった感じです。
こうなったら、参加者が今まで以上に盛り上げていくしかありませんね。

鈴鹿サーキットに10時過ぎに到着し、SIVAさん、雅さん夫妻と合流して観戦場所(1コーナー)へ移動します。
昨日から車中泊しているUraさんはパドックパスを購入されているのでそちらでスタートを迎えます。



2週目のS字コーナーでいきなりの転倒者が!!
いやな予感がしながらアナウンスを聞いていると快調にトップを走っていたTSRの秋吉選手とのこと!!
コースには復帰しましたが最下位になってしまいました。


TSRの転倒後はヨシムラとハルクプロが接近戦を繰り広げながら3番手以降を引き離していきます。
トップ争いは完全にこの2台に絞られたと思っていたらヘアピン直後の2輪専用シケインで周回遅れの転倒に巻き込まれてハルクプロの山口選手が転倒!!
本命2台がレース開始早々に姿を消してしまいました。



ライバル2チームが相次いで転倒する中、さすがの安定感でトップを快走するヨシムラの酒井選手です。
酒井選手はまだまだ若手という印象があったのですが、冷静な走りを見せてくれました。



OSGフェニックスの福山選手です。
応援していたのですがこの後転倒してしまいました。
遅れはしましたが、無事コース復帰してチェッカー目指して走りだしました。



桜井ホンダの亀谷選手です。
直前の怪我とペアライダーの変更と不安要素がありますが、それを感じさせない走りを見せてくれています。



トリックスターの武石選手です。
昨年から8耐に復帰しましたが、全日本には参戦していないため大きいレースは1年ぶりですがそれを感じさせない走りで上位争い(4位争い)をしています。
往年の名ライダーですが、まだまだ若者には負けません。(というか余裕で勝ち?)



TSRの伊藤選手です。
秋吉選手のまさかの転倒で8周遅れの最下位になりましたが、マシンを修復してピットからコースに戻ってきました。
失うもののなくなったTSRは秋吉選手&伊藤選手の力走でここから全台抜きを目指してガンガン攻めるだけです!!



ハルクプロの安田選手です。
マシン修復に時間がかかり優勝争いからは遠ざかってしまいましたが、チェッカーまでに順位を1つでも上げようとあきらめずに走り続けます。



TSRの伊藤選手も周回が進みエンジンフル回転です。
本当はTSRの方が周回遅れですが、前を走っているバイクにブルーフラッグを振ってもいいくらいの走りです。
2回目の秋吉選手の走行中にはファステストラップを記録していました。



桜井ホンダの高橋選手です。
ツナギが全日本のチーム(バーニング・ブラッド・レーシング)のままなのが急な参戦だったことを物語っています。
高橋選手は現在JSB1000でベテラン(化け物?)相手に頑張っている僕の中で一押し(偉そう?)の若手ライダーです。



トリックスターの井筒選手です。
今年、全日本レースに復帰されました。
僕がレース観戦を始めたころに既にトップライダーとして活躍していた人だけに思い入れもひとしおです。
このカワサキ車にこのヘルメット、ライディングフォームを見ると当時に戻った気持になってしまいます。


ここまで本命チームの転倒や突然の雨などがあり、開始から2時間の間レースから眼が離せなくなってました。
ようやくレースが一段落したので食事&お店めぐりに向かいます。



今日の昼食はインドカレーです。
スパイスが効いていてピリッと辛いですが、自然な甘さがありとてもおいしかったです。
(このお店は鈴鹿サーキットに常設の屋台なので全日本観戦時にはまた食べに行きたいと思います。)



休憩をしていたら突然大粒の雨が降り出しました。
ラジオを聴いているとこの雨のせいで転倒車もでてセーフティーカーが入ったそうです。
1位のヨシムラと2位のトリックスターの間にセーフティーカーが入ったせいでせっかく追い上げていたのに文字通り水を差された形になりました。



雨宿り中の姿です。
ちなみに着ているのは前日に購入した秋吉選手のTシャツです。



今年の8耐の中心人物、秋吉選手です。
ポールポジション→トップ独走→転倒→ファーステストラップ→雨中の激走!!(トップより10秒以上早い2分20秒台連発)で最後はシングルフィニッシュ(全59台のため50台抜き!!)です。



表彰台の3チーム(1位ヨシムラ、2位トリックスター、3位桜井ホンダ)です。
雨が何度も降る難しいレースですが、無事完走して表彰台に立っただけあってみんな満足そうな笑顔です。



表彰式の途中から、またもや雨です。
雨にも関わらず熱心なファンが大勢、表彰台の下に集まります。
(すぐに雨の防げる場所へ移動した僕は熱心なファンじゃない?いえいえ、今年は新しくデジタル一眼レフカメラを買ったのそれをかばうために仕方なくです。)



表彰後の花火を新設されたスタンドから見ます。
毎年これを見ると夏本番という気がします。



表彰式後に雨がさらにきつくなりました。
今年は本当に雨にたたられた8耐でした。



今年の8耐の結果は左のとおりです。
この8時間の間にはここには書ききれないほどの様々なドラマがありました。



最後にグランプリホール(ホテル)1階のレストラン「あじさい」で豪華な夕食です。
今年は雨のおかげで気温があまり上がらず、体力的には余裕があったこともあり料理を堪能できました。



今年はワークスチーム不在ということでしたが、数多くのドラマ(波乱も)がありとても楽しむことができました。
ただ、観客動員数が年々減っているという現実は大変さみしいことだと思います。
鈴鹿サーキット、チーム、ライダーは工夫を凝らし、快適に楽しんでもらおうというのを感じます。
今年来られなかった方も是非来年以降、観戦に来てほしいと思います。
そして8耐に行くなら、より楽しめるように(応援するチーム、ライダーをより身近に感じるために)全日本にも行きませんか?

2 件のコメント:

  1.  予選・決勝編とも読ませて頂きました。大作作成お疲れ様でした。
     鈴鹿8耐は今回観客がかなり減ってしまったみたいですが、私が見始めた83年頃の動員数も5万をやっと超えるくらいじゃなかったかな?と思います。その後のバイクブームで一気に増えましたが。
     当時はサーキットの観客席の整備がまだまだで、雑木林の中に陣取って観戦した覚えがあり懐かしいな、なんて思いながらレポートを拝見させて頂きました。

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  2. 8耐はやはり年々観戦者が減っているのが残念です。
    毎年面白いレースが見れるのですが、やはりハードルが
    高いと思われがちなのかもしれません。
    大半がプライベータでチーム、ライダーが分かりにくい
    (毎年来ている人や全日本を見ている人を除いて)事や
    8時間もあると観戦が大変そうという思いがあるのかも
    しれませんね。

    まずは全日本を観戦してもらってレース観戦の楽しさを
    知ってほしいです。(空いてて、費用も安いですし)

    HANZさんも久しぶりにレース観戦いかがでしょう。
    ・・と身近なところからコツコツと勧誘活動を(笑)

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