通勤中の電車でよく文庫本を読んでいるのですが、今年一番の名作と出合いました。
それがこの「サクリファイス」です。
僕は小説を買うときには結構、表紙と裏書き(あらすじ)のみで購入し、
気に入った場合にはその作家さんの別のも買うという事をしています。
今回も失礼ながら作家の「近藤史恵」さんという方は知らず、表紙のみで購入しました。
で、実際に読んでみたところあっと言う間にその世界に引き込まれてしまい、
わずか2日で読み切ってしまいました。
詳しい内容はネタばれになるので言いませんが、プロのロードレースの選手が、
チーム内でエースやライバルとの関係に揺れながらも、成長をしていき、
ようやく大きな大会に出れるようになり、その中で・・・
といった感じなんですが、この主人公がロードレース以外のスポーツではあまり無い、
アシストという役割でした。
ロードレースはあまりよく知らなかったのですが、アシストは自分を犠牲にしても
エースのためだけに仕事をするものらしく、そのほかにも紳士協定(?)の
ようなものもあり、暫定トップのチームは・・・といった専門的な話を
ストーリーの中にそれとなく混ぜることで、読んでいるうちに
ロードレース自体にすごく興味を惹かれるものでした。
2008年本屋大賞(全国の本屋さんが投票で決めた読んでほしい本)の2位獲得との売り文句に嘘はなかったです。
これを書いているうちに無性にロードレースが見たくなってきたんで、
TSUTAYAにいってツール土フランスのDVDでも借りて来たいと思います。(笑)
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